サックスブランドで有名なセルマーは、フランスの楽器ブランドとして有名です。
サックスを演奏する人なら誰でも一度は耳にしたことがあるブランドではないでしょうか?
このセルマーはアンリ・セルメールという人が1885年に創業したフランスの企業ですが、日本ではセルマーという愛称で知られています。
サックスやクラリネット、オーボエ・・などを製造しており、特にサックスの評価は世界的に高いです。
1885年にフランスの有名なクラリネット奏者であるアンリ・セルメールは、クラリネットのリードやマウスピースを製造し始め、フランスのパリでお店を開店しました。
また、1898年からはクラリネットの製造を開始。
世界的に有名な演奏者たちからの高評価を得ます。
同じ年、アンリの弟であるボストン交響楽団などでクラリネットを演奏しているアレクサンダーが、兄の楽器をアメリカで売るため、ニューヨークで店を開店しました。
1904年にセルマーUSAを設立、1921年12月にセルマー・パリ初めてのサックスを完成させます。
1929年にはサックスの生みの親とも言っていい、アドルフ・サックスの工房を買い取りました。
今でもセルマー家がこの工房を経営していることは有名です。
セルマーというブランドはまた、1970年代以前に作られたマウスピースもビンテージ物として有名で、職人が丁寧に一つ一つ作る手作りの味わいが人気です。
ハイクォリティなエボナイトを使用し、水銀を含んだ、現在では使用が不可能となっているような材質も使われているので、吹いた感じや音色は現代のマウスピースとは全く違っており、音の抜けや、息の通り、音色の豊富さ・・どれをとってみても最高のマウスピースであると高い評価を得ています。
また、希少価値も加わって、最近ではかなり高い値段で取引されています。
さらに、ロゴやオープニングは金色の塗料を打刻に流しこんでいましたが、2010年頃からコストがかかるためでしょうか、シルクスクリーン印刷に取って変わったようです。
いかがだったでしょうか。
ぜひ、セルマーを一度手に取っていただき、その味わい深さを試してみて下さいね!