ブッシャーはかつてアメリカで存在した銘ブランドです。
CONNの生産管理を行っていたブッシャー氏が1900年に入るごろに設立しました。
当時、アメリカでサックス作りを始めたのはブッシャーが最初だったと云われています。
およそ60年間の間、サックスをメインに多くの銘楽器を手がけていました。
管楽器のトップブランドとして長らく確固たる地位を誇っていましたが、情勢や流行衰退があいまってセルマーに吸収されブッシャーの名は
かつてはブッシャーといえばサックスの最高ブランドとして認知されていたほどの銘ブランドで、ジャズ向けよりもクラシック向けの音色を持つモデルがメインとなっており、すべてCONNで統一して演奏をしていた有名楽団も存在したほどでした。
消失してからかなりの年数が経っているため、残っているデータはかなり限られています。
現存するブッシャーのサックスはすべての個体がヴィンテージ品として扱われ、希少価値の高いお品物となっています。
特に1930年初期ごろまでの生産が行われていたTrueToneシリーズはブッシャーモデルはアドルフ・サックスの考案した設計を参考にしつつもブッシャー独自により扱いやすさを重視した設計が施されているということで高い人気を見せています。そのほかにもARISTOCRATなど、同社には年代によってさまざまなシリーズが存在しますがまだ一定の出物はあり、特定のモデルに拘りがなければ比較的手ごろな価格で手に入れることが可能です。逆に入手困難のレアモデルを挙げるとすれば、なんといってもブッシャー400シリーズのTop Hat & Cane。ブッシャーの最高傑作とされています。
状態がいいものでは50万円以上の価格が掲げられることも珍しくなく、ヴィンテージ好きにはたまらな逸品となっています。
買取値も同ブランドの中ではトップクラスとなっており、当店でも買い入れ強化品目となっています。
そのほか、同社のシリーズ物はすべて買取対応可能となっておりますので、機材整理の際などはぜひ私共のサービスをご利用ください!