かつて存在したアメリカの管楽器メーカー、KING。
元々、仏の有名ブランドのOEMとしての楽器作りを行っていましたが、そこで培ったノウハウを元に1910年代に入るころにはKINGの名を飾る自社製品の生産を開始しました。
元々はサックスよりもジャズ向けのトロンボーンの名ブランドとして確固たる地位を築き、それと並んでトランペットの製造も得意としていました。
サックスについては1930年代に入ってから生産が始まりました。最初のラインナップはゼファーシリーズで、手ごろな価格と明快なサウンドによってヒットモデルとなりました。
そしてキングのサックスで忘れてならいモデルといえば、なんといってもSuper20です。
ゼファーをベースに20箇所にも及ぶアップグレードを加えたことがこのモデルの由来とされています。
現在は新しいサックスを製造はしていないため、KINGのサックスの多くはビンテージモデルとして扱われています。
買取需要について
KINGのサックスは全てのモデルが今も高い中古需要を見せています。
その中でもヴィンテージサックスユーザーから熱い視線を受けているのがSuper20 Silver Sonicです。
総真鍮製のSuper20に対してシルバーソニックは各部が銀製で作られており、ただでさえ手間とコストがかかりほどんと利益を得られなかったと云われるSuper20に銀素材を加えたSilever Sonicはとてつもないコストがかかり、KINGの経営悪化の原因となったというウワサもあるほどの品物でした。
ヴィンテージサックスの世界においても、Super20 Silver Sonicはとても有名なモデルでKINGの最高傑作品として扱われています。。
ジャズ界の巨匠、チャーリーパーカーもSuper20のユーザーの一人でした。現在でも世界各国のプロ・アマチュアのサックスプレーヤーが愛用しています。。
当店ではSuper20を高額買取中です。シリアルは初期のほうが高値傾向にありますが、年式問わず全て高額買取中です。
また、Super20だけでなく前記にあるゼファーシリーズの売却ご相談も大歓迎です。限定モデルのゼファー・スペシャルは特に買い入れに力を入れておりますので、買取値を重視しているお客様はぜひ一度当店までお問い合わせください!